突然ですがあなたは何のためにブログをやっていますか?
単なる忘備録?
自己アピール?
人とのコミュニケーション?
情報発信することによる社会貢献?
お金を稼ぐため?
有名になりたいから?
人によって様々だと思いますし、色んな目的がある方もいると思いますが、多くのブロガーの目指しているものはアクセスアップだと思います。
今日は「ブログにアクセスを集めたい場合、どこまでセオリーに則っていくべきか、またはセオリーに則っていかないべきか」という問題について考えてみます。
セオリーに則ることによるメリット
ここ数年ブログのSEOの強さが非常に注目されてきたことで、企業はこぞってコンテンツマーケティングに参入し、個人ではプロのブロガーとして生計を立てる人も数多く現れてきました。
既に何を言ってるか分からないですか?
簡単に言いますと、ブログというものが検索結果の上のほうに表示されやすいという特性があるので、「じゃあブログでどんどん集客しよう!」と考える人が増えてきたということです。企業もただネットショップを作って宣伝するだけではなかなか人が来てくれないので、ブログで人が興味を持ちそうなテーマの記事を量産して、そこからネットショップに誘導するという手法がメジャーになってきたのです。こういった集客方法をコンテンツマーケティングといいます。
逆に言えば、人さえ集めてしまえばあとはどうやってでもお金に替えることが出来ます。ネットショップに誘導する、ブログに広告を貼って収入を得る、会社の知名度や信頼感を上げて仕事の依頼を待つ、などなど。マネタイズ方法は様々です。
ブログでアクセスを集める際のセオリー
さて、「ブログは優秀な集客ツールだ」という話が世間に広まり、どんどんブログを利用する人が増えると今度はブログの書き方について、セオリーのようなものが生み出されます。いくつか挙げてみましょう。
・タイトルでベネフィット(利益)が伝わる
(例)「旅行で困ったときに使える!とっておきの英会話フレーズ」
・タイトルに数字が含まれている
(例)「仕事のデキる奴はみんなやっている!仕事を能率化するための5つの習慣」
・ブログ名は短いもの、濁音が入ったもののほうが印象に残りやすい
(例)「バズ部」、「ネタフル」
セオリー通りにブログを書いた時の問題点
それでは完全にセオリーに則ってブログを書き続けた場合、思ったようにアクセスは伸びていくのでしょうか?
個人的には最初はアクセスを集めやすいが、徐々に頭打ちになるのではないかと思います。その理由は2つあります。
量産型セオリー式ブログに埋没する危険性
もう既にこの状況になってきてはいるのですが、SNSなどでブログのリンクがシェアされたりすることが多い昨今、同じようなタイトルが増えすぎていてセオリー通りのタイトルはインパクトが薄れてきています。個人的な感覚で恐縮ですが
「あっ、またタイトルに数字を入れてるお決まりのやつだ」
と思ってしまいます。これの何がいけないのかというと、非常に商業性を感じるところです。アクセス目的→儲けという図式が脳裏に少しでも浮かぶと、人は記事を読む前に身構えてしまいます。
ただしやはりセオリー通りにすることの強さ(記事に興味を持ってもらえる)もあると思うので、セオリー通りにやる意義はゼロではありません。
平凡なものに人は興味を示さない
もう1つは、特に個人ブロガーの場合によく当てはまると思うのですが、「このブログの書き手、平凡だな」と思われたら損だということです。
個人でブログをやっていくには、ファンを増やしていくことが長い目で見て重要になってきます。毎回毎回ゼロから人を集めてくるよりも、ファンを増やすことでアクセス数のベースがどんどん増えていくのがブログです。
それでは人は、どこにでもいるような平々凡々なブロガーのファンになるでしょうか?人とは違うユニークな考え方、ユニークな生き方をしている人、自分とは違うからこそ興味を持つのでしょうし、その違いは大きければ大きいほどファンがつきやすいです。尖って尖って人が言えないようなことをズバッと言って、人ができないようなことをやる人のほうがどう考えても面白いですから。
まとめ
以上の2つの理由で、私はあえてセオリーから外れる勇気を持ったほうが断然成功しやすいと考えます。
私自身まだブログで何の実績もないので、これが本当かどうかは分かりませんが。
ただ、私もこれからブログを書き続けていく以上、あえてセオリーから外れるということを意識していきたいなと思っています。なんといっても個人ブログはセルフブランディングが命ですから。