こんにちは、フリーランスイラストレーターの北川(@tk_illustration)です。
イラストレーターとしては駆け出しのため、以前からやっているデザインのお仕事なども受けています。今日はそんな僕の作業環境を紹介してみようと思います。
動画でも紹介してみました
YouTubeのほうでもイラストの作業道具を紹介しています。良ければチェックしてみてください。
イラストレーター歴は1年ちょっと
と、その前に。
まず「あなた誰やねん」と思いますよね。
僕は元々フリーランスのデザイナーでした。イラストを仕事にしようと思い立ったのが約1年3ヶ月ほど前。そこから徐々にお仕事をいただけるようになり、今に至ります(今も駆け出しで、お仕事もポツポツです)。
今までのイラストのお仕事をご紹介しておきます。
お仕事の実績
・ひつじアフィリエイト様 記事内イラスト
・株式会社コメッド様 サイト内コラムのカットイラスト
・株式会社マイナビグローバル様 フリーマガジン「暢遊日本」第二特集イラスト
・株式会社JTBパブリッシング様 「せかたびハワイ」カットイラスト
・株式会社JTBパブリッシング様 「せかたびニューヨーク」カットイラスト
・その他、個人様依頼のイラストなど
作業環境(デジタル編)
イラストの制作は、デジタルのみ、アナログのみ、そして時には両方で行います。
いつも作業しているデスクはこんな感じです。
iMac 27インチ Retina 5K Display
1年ちょっと前に購入した2017年モデルのiMacです。それまではWindows(22インチモニタ)→Macbook Pro(15.4インチ)を使っていたので、27インチ 5Kのディスプレイサイズに変えた時の快適さアップは相当なものでした。
やはり画面が大きいと作業効率が上がるのは間違いありません。もちろんiMacなので処理もかなり速いです。2018年に買って良かったものの筆頭ですね。
Wacom Intuos Pro Medium PTH-651/K
ペンタブはWacom Intuos の Mediumサイズを使っています。今のところMediumサイズで足りないなと思ったことは一度もありません。
26〜7歳の時にマウスの使いすぎでマウス腱鞘炎になってしまい、それ以来フォルダ操作やブラウジングなど、ほとんどのPC操作をペンタブで行うようになりました(おかげでマウス腱鞘炎も治りました)。マウスは主にスクロール時などに補助的に使用しています。
作業環境(アナログ編)
コピック マルチライナー
アナログで主線を描く時は,だいたいコピックのマルチライナーを使います。
コピックスケッチのようなアルコールマーカーで色を塗っても滲まないですし、ペン先のサイズも0.03mm、0.05mm、0.1mm、0.3mm、0.5mm、ブラシタイプ、とかなり豊富で使い勝手が良いです。
コピック スケッチ
アナログで色を塗る場合に使うのは、ほぼほぼコピックスケッチです。コピックマルチライナーとの相性はもちろん抜群ですし、カラー展開も全358色(!)あり、色で困ることはありません(ただし買い揃えていくとお値段もかなり高くつきますが…)。
僕はセットではなくバラで買っています。今は80色にちょっと満たないぐらいですかね。
トライテック トレース台 A3-500
昨年買って良かったものベスト5には必ず入るだろうものが、トレース台です。
- アナログでラフ画を下敷きにして本描きする時
- ラフ画に納得がいかなくて新たに描き直したい時
主にこの2つの時に使用していますが、あるのとないのとでは本当に作業効率が天と地ほども変わってきます。
僕は奮発してA3サイズを買いましたが、「A4やB4サイズではなく、大きめのを買っておいて良かった」と思うことが何度もありました。「A4サイズ以下のイラストしか描かないからA4でいいや」と思われる方もいるかも知れませんが、結構ズラしてトレースしたい場合もあるんですよね。
これから購入される方は(置けるスペースがあるのであれば)A3サイズの購入をオススメします。
EPSON GT-X830
アナログで描いたイラストや、デジタル制作の前段階に描いたラフ画をスキャンする時に使っているのがEPSONのスキャナ『GT-X830』です。
以前はCanonの『LiDE220』という薄型のスキャナを使っていたのですが、お仕事でアナログイラストをスキャンしようとした時に色の再現性が低いことに気付き、これではダメだと買い替えました。
この『GT-X830』はCCDセンサーという色の再現性が高いセンサーが使われているので、お仕事でも難なく使えます。
その他・環境編
LOWYA (ロウヤ)パソコンデスク
PCデスクは『LOWYA』というブランドの、幅140cm・奥行60cmのものを使っています。
27インチのiMac、スキャナ、その他画材などを置くと120cmぐらいのものはちょっと窮屈に感じてしまいます。なのでこのサイズには満足しています(本当は160〜180cmぐらいでも良いぐらい)。
オカムラ オフィスチェア ビラージュ メッシュバック
デスクチェアはオカムラの低価格帯のブランドである『VILLAGE』の、肘かけ付きメッシュバックタイプを愛用しています。
以前はパイプ椅子に近い折りたたみの椅子を使っていて、座面が回転しないタイプでかなり腰に負担がかかっていました。
地味ですが作業中はずっと座る椅子ですし、そこそこ高い(と言っても2万円台なので高価格帯のチェアに比べるとかなり安い方ですが)ものを買って良かったなと思っています。1万円以下の椅子と比べると、腰への負担のかかり方が雲泥の差です。
今から作業環境を整える方向けの、おすすめポイント
ひととおりイラストを描く作業環境を紹介しましたが、ある程度共通して言えることは「大は小を兼ねる」ですね。
大きいもの、高いものを買うのはそれなりに出費も痛いんですが、作業効率には変えがたいですし、あとで「やっぱりもっと大きいものが必要だ…」となってしまったら、買い直しでさらに高くついてしまいます。
あとは健康を損なわない程度のアイテム(椅子など)は最低限揃えるべきだと思います。
「作業効率と健康は、何物にも変えがたい」というのが僕から言えるアドバイスですかね。
みなさんも良ければ参考にしてみてください。