どうも、フリーランスのデザイナー、キタガワです。
最近僕の周りのフリーランスの人たちがこぞってYouTube配信を始めています。
今まではブログやTwitter、インスタなどを発信の拠点としていた人たちが、続々とYouTubeの世界に足を踏み入れています。
なぜインフルエンサーを始めとした発信活動をする人たちはYouTubeを使い始めたのでしょうか?
5G時代到来で、本格的な映像の時代へ
その大きな理由として、2019年に商用サービスが始まるという5G(第5世代移動通信システム)通信があります。
1G〜2Gの頃にはあまりこの通信の世代の話は聞かれませんでしたが、3Gや4Gの時代になると頻繁に耳にするようになった、この通信世代の規格。
おおざっぱに言うと3G(日本では2001年サービス開始)の登場で「よりクリアな音質で通話ができ、メールやネットも使える」ようになり、4G(日本では2012年サービス開始)では「映画や音楽などのコンテンツをモバイル端末でも楽しめたり、ネットショッピングも日常的に使える」ようになりました。
2019年に開始される5Gでは、4Gのおよそ20倍もの高速・大容量通信が可能となり、通信の遅延も1/10程度に抑えられます。
これによって2010年当時より1000倍にもなると言われている2020年代の通信を支えることができるようになるのです。
つまり2020年以降は、これまで以上に大量の映像、音楽、その他のデータが世界に溢れ返るようになり、遅延や読み込みの遅さを気にすることなく映像を楽しむことができるようになります。
そして必然的に映像を使った情報発信者がより求められるようになるでしょう。
YouTubeで動画を配信するために必要なものは何?
では実際にYouTubeで動画を配信するには、どんなものが必要なのでしょうか?
一言で動画と言ってもいろんなジャンルがあり、配信したい動画の種類によって必要な機材が違ってきます。
今回は以下の2つの種類に分け、何が必要なのかを確認していきましょう。
顔出し配信
まずは「これぞ、ザ・ユーチューバー」的なイメージのある、顔出しトーク配信。
ヒカキンやはじめしゃちょーなどが代表的ですね。
顔出しでトークが主体の動画配信に必要な機材は、以下の通りです。
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- パソコン
- デジタルビデオカメラ
- 動画編集ソフト
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基本的にはビデオカメラで撮影した映像を、パソコン上で動画編集ソフトを使って編集し、アップロードするという流れになります。
クリアな音声にこだわりたい人は、ビデオカメラとは別にマイクで音声を拾うようにしても良いでしょう。
デジタルビデオカメラは最近のものであれば4〜5万円以下の安いものでもかなり画質が良いものが多いです。
ただし映像編集に使うパソコンは、あまり安いものだと非力すぎて満足に動かない可能性があります。
CPUはIntel Core i7などの高性能なもの、メモリは16GB程度、HDDはできれば1TB以上、起動用ディスクはSSDが望ましいでしょう。他にはGeForceやQuadroなどのグラフィックカードもあればなお良いです。
動画編集ソフトはWindows Movie MakerやiMovieといった無料のものもありますが、使い勝手が良く高機能なPremiere Pro(Mac / Windows)やFinal Cut Pro X(Mac)などのほうがオススメです。
ゲーム実況配信
ゲームをプレイしながら実況するスタイルの動画配信には、以下の機材が必要となってきます。
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- パソコン
- キャプチャーボード
- マイク
- 動画編集ソフト
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コンシューマーゲーム(PS4、XBOX360、Switchなど)のプレイ動画をパソコンに録画したい場合は、キャプチャーボードと呼ばれる機材が必要となります。
ゲーム機とパソコンの間にこのキャプチャーボードを繋ぐことによって、プレイ動画をパソコンに保存することができるようになります。
定番の商品としては「AVT-C875」などがあります。
また、低価格なものをお探しでしたら「アナレコ GV-USB2」なども良いでしょう。
ゲームプレイ時に自分の声も一緒に録音したい場合は、別途マイクが必要となります。
マイクは「SONY ECM-PCV80U」などのスタンドタイプ、「ELECOM HS-HP22SV」などのヘッドセットタイプがありますが、どちらでも問題はありません。予算重視か音質重視かで自由に選ぶと良いでしょう。
動画編集に必要なパソコンのスペックは上で書いた通りです。
映像配信は誰にでも開かれたフィールド
どうでしょうか?
「動画を撮影して編集して」というと大がかりな機材やまとまった初期投資が必要だと思っている方も多いかもしれませんが、実際にはそれほど費用のかかるものではありません。
パソコンも快適に編集しようと思うと少し価格の張る構成になってしまいますが、上に挙げたようなスペックには届かないようなクラスのものでも、やってやれないことはありません。
これから2020年に向けて、ますます個人発の映像が溢れるようになってきます。
その時に少しでもアドバンテージを持てるよう、今から映像配信デビューしてみるのも良いのではないでしょうか。